近頃よく聞く「ワークアウト」という言葉。
雑誌や専門書、情報サイトなどでよく使われるようになりました。
SNSでも「#ワークアウト」「#ワークアウト女子」などでたくさんの投稿数を見つけることができます。
それらを詳しく見てみると、
スタイルアップや筋力アップを目的としたトレーニングメニューの紹介だったり、
おしゃれなウエアで美しい筋肉を披露してくれている写真だったり。
どうやら身体を鍛えることを「ワークアウト」と捉えてよさそうですが・・・
「筋トレ」じゃダメなの?「トレーニング」とは違うの?
最新のフィットネスやヨガの世界では、「トレーニング」という言葉はもう古いのでしょうか?
■「筋トレ」って英語でなんていうの?
そこで筆者は気になりました。
「筋トレ」の英語訳。
え、Muscle training じゃないの?
もしくは、Physical training・・・
いやいや待てよ、Exercise はダメなのか?
いろんな可能性でぐるぐるしつつ、
ああ、どんな時間でもそんな疑問に答えてくれる青い瞳の・・・なんてナイモノネダリを捨て置いて、
素直にPCさんに聞いてみることに。
【筋トレ 英語】と検索してみたところ・・・
現れました。
“ Work out ”
■「ワークアウト」の本来の意味
英語圏では、
ジムに通って運動すること、特に筋トレすることを、Work out と言うのだそうです。
Exercise も確かに「運動する」という英語ですが、
こちらはジョギングや水泳、ダンスなど、広義の運動にあてられるのに対し、
Work out という言葉は「ジムで運動(特に筋トレ)をする」と限定されるのだとか。
そして、日本人にとって馴染みの深いTraining という言葉は、
本来は訓練や教練、養成、調教やしつけを意味するものであり、
自発的に行うというよりも、やらされるニュアンスが強いのだとか。
なるほど。
であれば確かに、自分の意思で身体を鍛えているわけですから、
そんな運動に対して「トレーニング」とは言いたくないのも頷けます。
■他にもこんな意味が!
さらに深く調べると、Work out という言葉は、身体を鍛えるということ以外にも、
下記の意味でも用いることができるようです。
・解決する、解決策
・うまくいく、成功する
よい結果が出るという意味でも使うことのできるこの言葉。
自らの意思で運動をし、身体を鍛えることで、美しい見た目などの成功を手に入れたり、
身体の不調が解決し、ハッピーな気分になったり。
「ワークアウト」とは、そんな
嬉しい未来への可能性も、含んだ言葉だったようです。
Work out という言葉に含まれた、自発的なニュアンスや未来への可能性。
そんなプラスな背景から、現在の日本ではこの言葉本来の「ジムで鍛える」という意味を超え、
場所にこだわらず、自分で行う身体的なトレーニングを全て「ワークアウト」と称しているように思えます。
■ヨガにも、ワークアウト?
ヨガはもちろん、アーサナだけではないですが、身体鍛錬としてヨガを選ぶ人もたくさんいます。
そしてそれは奥深いヨガへの入り口としても、多くのヨガ愛好家が歓迎していることだと思います。
実際の歴史をみてみても、
サマディへと到達するために、長く座って瞑想を続けるための体力づくりとしてアーサナの段階があるように、
身体鍛錬もまた、ヨガの一部であることは明白なこと。
アーサナの練習、はたまたアーサナをよりよく実施するための身体づくりに「ワークアウト」という言葉を使うことも、
間違っているとは言えませんね。
そんな
「ワークアウト」としてのヨガを楽しむWSや特別クラスや、
「ワークアウト」としての指導を行うための養成講座が、
夏を目前に控えたこの時期、各地で開催されているようです。
yogakkoによせられた、たくさんの【クラス・WS情報】の中から、ピックアップしてご紹介します!
○効かせるヨガ 〜本気の夏対策プログラム〜〈東京・押上〉
今年こそは負けたくない!本気の夏対策プログラム。
ヨガの身体鍛錬な側面に思い切ってフォーカスした、ワークアウトとしてのヨガクラス。
5回を通して全身をカバーします。
詳細:
http://yogakko.com/ws/2018-07-01-2/
○ヨガFRP指導者養成コース〈東京・八王子〉
概論編・基礎(スタンディング・シッティング)編・応用(アームバランス・ヘッドスタンド)編に分け、
エクササイズの実践を通しながらヨガのアーサナを深めるコツを学びます。
詳細:
http://yogakko.com/ws/2018-07-21/
○英国予防医学機関・健康運動指導士協会公認フェイスエクササイズ指導者養成講座〈福岡〉
顔の筋肉は約60も在り、その中で表情表出に働く筋肉を表情筋と言い、身体とは異なる特徴があります。
当メソッドは美容のみならず精神健康や高次脳機能へも効果を示唆していることが学会誌にも掲載されました。
詳細:
http://yogakko.com/ws/2018-06-18/
いかがですか?
自分自身を鍛えるためにも、また身体鍛錬をしたいという方にヨガを届けるインストラクターとしても、
「ワークアウト」の様々な方法や基礎知識は、たくさん知っておきたいところ。
みなさま今日も、ワークアウトで自分磨き、頑張りましょうね!
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