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omiwatari

2019年1月23日

小笠原 文

自然現象から、ふと気づくこと

◯御神渡り

日本では、寒さがピークに達する1〜2月に、『御神渡り』という不思議な自然現象が現れます。
御神渡りとは、
冬の寒さで湖が凍り、昼と夜の寒暖差によって膨張と収縮を繰り返した氷に亀裂が入って、湖面が盛り上がる現象のことです。
盛り上がった氷の高さは、最高50センチ〜1メートルにもなるそうで、
長さは数キロにも及ぶとのこと!

それはまるで、神様が通ったかのような神秘的な光景で、全国からも多くの方が見に訪れます。

御神渡り_1

参照:http://news.livedoor.com/article/detail/14184935/



この現象は毎年見られるわけではなく、
最低気温がマイナス10℃の日が2〜3日ほど続いて湖が全面凍結とならなければ起こりません。
ちなみに、600年以上も前から観測はされていて、御神渡りが現れるとその年の豊作を願う神事が行われます。

同じような現象は北海道の湖でも現れるそうですが、
「御神渡り」でいう湖とは主に長野県にある諏訪湖のことを指すようです。

 

◯諏訪湖の神様

諏訪湖のそばには「諏訪大社」があり、諏訪湖を挟んで南と北の2つに分かれています。

南側にあるのが「上社」
北側にあるのが「下社」です。

御神渡りは、〜上社の男神が下社の女神に会いに行くために通った跡〜 という、
広く知られた伝説があります。

また、古事記によると
神々による国譲りの神話の中に、諏訪湖は登場してきます。
簡単なあらすじをこちらに。↓

〜天照大御神に派遣された神(タケミカヅチら)が、出雲の大国主神に、葦原中国の国譲りを迫りました。
しかし、大国主神側の神(タケミナカタ)はこれに反対し、力比べを申し出ます。
が、タケミカヅチのあまりの強さに恐れて逃げ出してしまいました。
タケミカヅチはそれを逃さず、後を追って諏訪地方で捕らえ殺そうとしますが、
追い詰められたタケミナカタは、今後この地から出ないことを約束したため、命を奪われずに済みました。〜


と、いうようなお話です。
現代の諏訪大社では、この御建名方神(タケミナカタノカミ)を祀っています。

 

日本では「八百万の神」という言葉があるように、ありとあらゆるものに神様が宿っているという心をもっています。

地の神、火の神、水の神、雷神など自然界のほか、
諏訪湖の古事記のように、その土地の神、
また、物や道具など
さまざまなものに対して感謝をし、敬意を払い、大切に接したり扱ったりと
目に見えないものへの清らかな心や繊細な感度を、わたしたちはもっている
と感じます。

日常を過ごしていると、ついついそんなことを忘れがちになってしまうかもしれません。
不思議な自然現象というものは
ふと、そんなことを思い出させてくれるように感じます。

今年は御神渡り、見られるでしょうか。

 

 

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小笠原 文
バンデヨガ・インテグレーション(養成講座)における音のヨガの専門講座『Sound for Yoga(SYC)』創設、講師を務める。 ハタヨガに、音の波動・振動を肌で感じる新しいスタイルのシンギングボウルヨガを主に活動中。ヒーリングや医療分野でも期待されている音の効果を取り入れ、より自然治癒力を促すことを目的とする。 . 全米ヨガアライアンス(RYT200)修了、 バンデヨガ・インテグレーション(VYI200)修了、 各種専門講座修了、 シンギングボウルサウンドヒーラー、 yogamusic CD解説ライター .
小笠原 文

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