
2026年3月2日
tomo
まだ空気は冷たいけれど、そこかしこに春の気配を感じる今日この頃。
東洋医学では、春は「巡り」がテーマの季節だといわれています。
冬のあいだ、私たちの体はエネルギーを内側に蓄え、じっと守るモードに入っています。
そして春になると、その溜め込んだものを少しずつゆるめ、外へと動かし始めます。
体の内にこもっていたものを解き放ち、流していく力。
それが、春に高まる “デトックスのエネルギー” です。
なんとなく眠い、だるい、イライラする…という感覚も
実は体が一生懸命ととのえようとしているサインかもしれません。
不思議なことに、春の旬食材には “ほろ苦さ” があるものが多いです。
菜の花、ふきのとう、たらの芽、春菊、うど などなど。
この「苦み」には、冬の間に溜め込んだ老廃物の排出を助け、体を目覚めさせる働きがあると東洋医学では考えられています。
自然はちゃんと
「今の私たちに必要な味」を届けてくれているのですね。
たとえば、
・菜の花のおひたし
・ふきのとう味噌
・春菊と柑橘のサラダ
・たらの芽の天ぷら
ほんの少し食卓に取り入れるだけでも、春の「巡り」をそっと後押ししてくれます。
がんばって特別なことをしなくても大丈夫!
旬を味わうことが、やさしい食養生になるのです。

東洋医学では、春は「肝(かん)」の働きが高まる季節とされています。
※ここでいう「肝」は、西洋医学の “肝臓” そのものだけを指すのではなく、
気や血の巡り、自律神経、感情のバランスなどを司る “機能のグループ” のような考えです
「肝」の働きがスムーズだと、気持ちはのびやかに、体は軽やかに。
けれどこの働きが滞ると、イライラや落ち込み、目の疲れ、肩こりなどが出やすくなります。
春に「苦み」を取り入れたり、軽く体を動かしたりするのは、
この「肝」の働きを助けるためにも効果的です◎
春は芽吹きの季節。
エネルギーが外へと広がる分、無意識にがんばりすぎてしまうこともあります。
だからこそ、
・深い呼吸を意識する
・朝の光を浴びる
・少し早く眠る
・軽く汗ばむ程度に体を動かす
そんなシンプルな習慣を大切に。
そしてもうひとつは、
完璧を目指さないこと!!
自然も一気に満開になるわけではなく、ゆっくり芽吹いていきます。
私たちも同じように、少しずつととのっていけばいいのです。
苦みを味わい、深く呼吸し、
やさしく巡らせる。
この春も、自然のリズムとともに、心地よく過ごしていきましょう♪