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2016年4月1日

romi

あの絵本をもう一度読んでみる② 花咲爺さん

子どもの頃、祖母の家に泊まりに行くと、寝る前に布団の中で、

昔話を聞かせてくれました。

物語の中にはいつも、良い人とそうでない人が出てきて、

親切で優しい人には良いことが起こり、

意地悪だったり欲張りだったりすると痛い目に合う。

孫の道徳心を養うために何度も何度も聞かせてくれたのかも知れません。

 

さて、『花咲か爺さん』はまさに、そういうお話しです。

実は、この花咲か爺さん、モデルになった人物はヨガと深い関係のあるあの方なのです。

ご存知ですか?

 

お爺さんは、枯れ木に灰を撒いて花を咲かせました。

枯れ木は、冬枯れの状態にある樹木。

春になれば花が咲き、葉も茂ります。

花や葉がなくても、樹木には命が具わっています。

この物語に出てくる枯れ木とは、

生きる喜びを失い、自分を「生きた屍」のように思い悩んでいる人々を表現しています。

 

では、灰は何を意味しているのでしょうか?

それは、「教え」です。

教えという灰を撒いて、人々を自覚させ、心に花を咲かせました。

教えを説いてくださる方と言えば、、、?

 

そう、花咲か爺さんは、釈尊(仏陀)がモデルになっている昔話なのです。

※松原泰道著「仏教入門」より

 

日本昔話には、色々な人物が出てきます。

どんな話にもモデルになった人がいるのかも知れません。

大人になった今、モデルとなった人物を思い浮かべながら、

絵本を読み返すのもまた楽しいものですね!

 

 

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出産後、育児の気分転換を図るためにヨガを再開、これまでにない解放感と清々しさを覚えヨガを学ぶ決意をする。 家事や育児、仕事や趣味の中にあるヨガの種をみつけ、日々の生活の中でヨガを実践しています。

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