2016年1月30日
romi
「今日も寒いですね」なんて挨拶をすると、春が待ち遠しいと感じている自分に気が付きます。
四季のある国に生まれて良かったなぁと思う反面、春が来る前にやり残したことは無いか?という焦りも。。。
そして、1月も終盤だというのに、この冬、やり残している事が1つ。
今は、安価な物から高級な物、こだわりの逸品等が、簡単に手に入るようになりました。
昔ながらの味噌屋さんで数ある樽の中から、好みの味噌を合せて買う事もまた楽しいものです。
何かすごい拘りでもあるのか?と言えば、そうではありません。
仕込みから熟成まで、その待っている時間に注がれる味噌への片思いに似た感情を楽しみたいだけなのです。
何となくハードルが高そう、失敗しそう、時間がかかりそう、などと考えるのは一旦やめて、まずは、材料を集めます。
少量からチャレンジしたい方は、コチラ↓
http://www.ikedayamiso.com/html/page2.html
で必要な材料の計算をしてみましょう。
この写真は、昨年2キロだけ仕込んだ玄米麹味噌の材料です。
モノ作りに失敗は付き物ですが、味噌は、計量の他に、塩をムラなく混ぜ込むことができれば、熟成後、美味しく頂くことができます。
また、作り方を見ると、「2日かかる」という記載が多く見られますが、最初の1日は、大豆を水に浸すだけなので、仕上がりの量にもよりますが、実質1日で仕込みは可能です。
「味噌 作り方」で検索すれば、レシピはいくらでも出てきます。
その中で、殆どのレシピには、「塩と麹を混ぜておいた物に、ミンチした大豆をムラにならないようにしっかりと混ぜる。」というような事が書かれています。
私も昨年の冬は、このやり方で味噌を作りました。
量が少なかったので、うまく混ぜ合わせることができましたが、5キロ以上仕込む場合、私のオススメは以下の手順です。
1.大豆を煮る。
2.塩と麹を混ぜる。
3.冷ました1と2を混ぜる。
4.3を潰す。
5.団子にしてつめる。
この方が塩のムラがないように思います。
実際、一昨年は、このやり方で10キロ仕込みました。
さて、上記写真の玄米麹で作った味噌ですが、非常に香りが強く、プチプチとした玄米の食感も残っているので、味噌汁よりも、味噌おにぎりにしたり、キュウリに付けたり、あとは、炒めものにも最高でした。
是非、出来ることから「手作り」をお試しください。
そして、熟成までの「待つ」を楽しみましょう。