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「素敵な、男性インストラクター」

2/3  柳本 和也 の歩む道に、触れてみる

の歩む道に、触れてみる

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  • ヨガインストラクターとは、どんな存在であるべきでしょうか?
 

ヨガインストラクターとは、どんな存在であるべきでしょうか?

ヨガは、好いてくれる人に出会わされる、すごく幸せな仕事。

 
[ヨガッコ] そうやって、縁をつむいで、すごく自然に現在のように各地で教える先生になっていったように感じますが、 続けている中で辛いこととかってありますか?
[カズヤ] 今はしあわせと思うことこそ多いものの、辛いと思うことはあんまりありません。 でも以前は、生徒さんがケガをしてしまうことがすごく辛かった。 やっていくうちに、自分もそうなんですが「もっともっと・・・」という思いは強くなっていくんですよね。 でも本当は、からだは急には変われないんです。
[ヨガッコ] ご自分もケガされたりしたんですか?
[カズヤ] もっとぐにゃぐにゃにとか、もっともっとって思っていたときはありました。 スポーツ選手は「いつまでにこうならなきゃ」というのがあって、ぼろぼろになっても目的達成しようとするけど、 それと同じようにヨガをやっていたら、違った。
それより大きな力で止められるというか、動けなくさせられるという感じでケガがあって。 ヨガだけでなく、同じくらい大好きなサーフィンもやれなくなったら辛いって思いました。
[ヨガッコ] そこから何が変わりましたか?
[カズヤ] ぐいぐいやることから、冷静に細かくワンポーズでも深めていく見方に変わりました。 細かい関節の向きとか動かし方とか。 そしたらすごくまた調子がよくなって。気づきがありました。
だから、そんな風に導かれたのかなって感じています。
[ヨガッコ] では、今クラスの中でがしがし動いている人がいたら、止めますか?
[カズヤ] 動けているなら止めません。気持ちいいって感じてくれてるのなら止めない。 でも、ケガを抱えてやっていたり、苦しそうであれば止めます。
[ヨガッコ] 多分、その点で悩んでいるインストラクターもいると思いますが・・・
[カズヤ] そうですね。
「どうしようか悩んだら、止める」方がいいのかもしれません。 止めたら生徒さんが来なくなるんじゃないかという不安はあるかも知れませんが、 「自分のところに来なくなってもいいから、止める」と思います。
僕もそうでしたが、動けなくなってからじゃないと冷静になれないタイプの人もいて。 本人が「ヨガする前の方が健康だったな」って思わない限りは止まらなかったりするんです。
だから、自分のところから去っていくとかは置いといて、止めた方がいいときは伝えてみます。
[ヨガッコ] なるほど。それも優しさなんですね。
自分のところから去っても、、というのはすごく強いなと思うのですが、 それを支えるモチベーションというのはどこからつくっているんですか?
[カズヤ] 人間生きてたら色々ありますよね。
僕も例えば家族とケンカしちゃったりとかそういうことを引きずりながらクラスに向かうこともあるんですが・・・ 生徒さんを見るとご機嫌になっちゃうんですよね。笑
みんな本当に色々あるはずだけど、なんとか時間を作って、一緒にヨガする時間を過ごしにきてくれているんだなって感じて。 そこで自分も調子よくなってくから、やっぱりヨガがモチベーションなんだと思います。
[ヨガッコ] 思い切ったことを聞きますが、そんなヨガの仕事をやめようと思ったことありますか?
[カズヤ] あります。
[ヨガッコ] え!
[カズヤ] あるんだけど、ヨガを教えることが楽しくて、自分に合ってるってどうしても思う。 いろんな人が集まってきてくれて、すごく幸せな仕事だって思うから。
どんな先生でも自分のところに集まってきてくれる人は好きで来てくれる人たち。 自分のワールドを気に入ってきてくれてる。 だから、その人達にはやっぱり幸せにさせられてしまう。 好いてきてくれる人に出会わされるような気がして、すごく幸せな仕事だと思ってるんです。
[ヨガッコ] なるほど。そういう“和也哲学”もまた、和也先生のTTCでは学べそうですね。
[カズヤ] 今年から『アサナマンダラ』のTTCを始めたのですが、そこでも経験をベースに語っています。 いいことをたくさん経験させてもらっているから、そこで学んだこととか。
[ヨガッコ] 例えば?何かここでも教えていただけるエピソードってありますか?
[カズヤ] んー、東京って大都会で人も冷たいとか言うじゃないですか。 僕、ある日布団とか洗濯物とか全部干して出かけた日に、すごい夕立が降って。。 諦めて家に帰ったら・・・前の家の人が取込んでくれてたんですよね。
[ヨガッコ] え!!
[カズヤ] そう。出かけるときとかも普通に「今日はどこいくのー?」って近所の人が聞いてくれたり。 朝からサーフボードのメンテしてたらいつも話しかけてくれるから、僕も2人分のコーヒーとか用意しちゃうんですよ。
[ヨガッコ] 笑。
[カズヤ] でも、その話を聞いて「ストーカーじゃん!」って捉える人もいるみたいなんですね。
[ヨガッコ] ですよね。
[カズヤ] でも、そっちで捉えたらきっと、そこでシャットアウトなんですよね。 そこから広がる輪も、絶対に広がらない。
人と交わらない人生もあると思うんだけど、僕は受け入れていくことで出会ったいいことがたくさんあるから。 都会とか田舎とか関係なく、同じように接していたら、人の根源は同じなんだなって思うんですよね。 そういうことはよく生徒さんに話します。
[ヨガッコ] 書籍ではなく、経験からの哲学ということですね?
[カズヤ] 書籍はね、頭に入らなくて。。笑
[ヨガッコ] 笑。本は読むんですか?
[カズヤ] ヨガの本だけ。
[ヨガッコ] ヨガの本でオススメは?
[カズヤ] やっぱり『ヨガスートラ』ですかね。
スートラは、ばっと開いてそこを読むみたいな読み方で活用しています。 そこが“今”必要なもので、それでいいやっていう読み方。だから面白いです。 今必要なものと、今出会って、そこから始まっていく。
僕の仕事もそんな風に続いていくと思います。
 

 

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出会うひとつひとつに、感謝。

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■ 柳本 和也

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