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2021年11月26日

yogakko編集部

ヨガのお供にも!ノンカフェインの国産茶いろいろ

 

お茶大国、日本。
一般的な緑茶だけでなく、様々な植物の葉・花・実・皮・種子なども余すことなくお茶や薬として用います。
乾燥させて煮出したり、すり潰したり、様々な工夫をして、
自然からの恵みを捨てることなくいただいてきた、昔から続く知恵。
それはまさにサスティナブルな暮らしの知恵でもあります。

そこで今回は、変わり種のお茶をご紹介。
スーパーやコンビニではなかなかお見かけする機会の少ないものを中心に、
ヨガのお供にもおすすめの、ノンカフェインの国産茶をまとめてみます。

もしかしたらお庭に植っていたりお料理で使うあの植物やお野菜も、お茶として楽しめるかも!?

 

■枇杷の葉茶:解毒や抗炎症・喉や肌の健康に

 

biwa

育ちやすくお庭や校庭でも見かけることの多い枇杷(びわ)。
中国を原産として日本やインドに広がり、果実の美味しさはもちろん薬用としても重宝されてきた植物です。
枇杷は「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」とも呼ばれます。
現在でも漢方薬などに「枇杷葉(びわよう)」という生薬名で含まれることが多くあります。
特に喉や肌の健康維持のため、お茶にして飲んだり、びわ湿布やびわ湯、化粧水など活用の仕方もさまざまです。

枇杷の葉茶は、少し赤みがかった茶色が美しく、すっきりとした味わいでクセもなく飲みやすいです。

《特徴的な成分と効能》
・サポニン:抗酸化作用や油を溶かす作用があり、脂肪やコレステロールを減少させる。去痰作用もある。
・タンニン:ポリフェノールの一種で、抗酸化作用、抗菌、殺菌作用、消臭効果などがある。肌や整腸に。
・β-カロテン:粘膜や皮膚を強化し、風邪や咳、のどの痛みなどを緩和する。
・ウルソール酸:骨密度低下を抑制し、骨粗鬆症を防止する。
・アミグダリン:解毒作用や疲労回復、咳止め効果が期待できる。ただ、天然の有害物質でもあるので摂りすぎには注意。

《枇杷の葉茶のパワー》
・咳止め、喉の浄化、喘息の改善
・肌トラブル防止、整腸作用
・脂肪分解作用
・骨粗鬆症の防止
・血液の浄化作用、高血圧予防

《注意》
枇杷の種に多く含まれるアミグダリンは消化分解により青酸を発生させる物質で、癌に効くというお話が有名でした。
ですがこれは癌細胞に直接作用させた場合に見られる効果であり、
経口摂取のみでは癌への効果は認められないと結論づけられています。
農林水産省も枇杷の種は食べないようにと注意喚起をしていますので、要注意。
葉や実にもごく少量ですが含まれています。一度に大量に摂取しないようにしましょう。

 
 



 

 

 

■モリンガ茶:運動補助・ストレス緩和・生活習慣病の予防に

 

moringa

スーパーフードとしてその名が有名となったモリンガ。
その正体は、インドを原産とするワサビノキ科の植物で、アーユルヴェーダでは300もの薬効があるとされています。
一つ目に挙げた枇杷同様、種から花までほぼすべての部分を利用でき「ミラクルツリー」と呼ばれます。
高い抗酸化作用で知られるビタミンAやC、鉄分やカリウムが豊富でこちらも食用だけでなく化粧品や薬用としても利用されます。

カタカナ名だし海外で取れるものと思われがちですが、こちらも国産のものがあるのです。
強いクセはなく、青みのあるフレッシュな香りとお抹茶やヨモギに似た味わいのお茶です。

《特徴的な成分と効能》
・ビタミンA・C・E:抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素の働きを抑制、疲労や老化を緩和する。
・必須アミノ酸:筋肉維持や成長に必要。モリンガは9種全種類をベストバランスで含む。
・オメガ脂肪酸:血流改善と血圧制御、生活習慣病を予防する。
・食物繊維:水溶性および不溶性をバランスよく含み、腸内環境を整える。
・GABA:脳内の興奮を抑える。血管の収縮を緩和させ、血圧を低下させる。

《モリンガ茶のパワー》
・抗菌作用、抗炎症作用、抗アレルギー作用
・筋肉痛緩和
・便秘解消、整腸作用
・血流改善、血圧制御、生活習慣病予防
・リラックス作用、ストレス緩和

《注意》
多量に摂取すると流産のおそれがあると言われています。
厚生労働省は妊娠中の方や可能性のある方へは、モリンガの摂取に関して注意喚起がされています。
また、カリウムを多く含んでいます。透析治療されている方は避けることをお勧めします。

 
 



 

 

 

■なつめ茶:アンチエイジングケア・ストレスケアに

 

natsume

漢方でおなじみのなつめは、最近ドライフルーツやチップスのようなかたちでコンビニなどで手に取ることもできるようになりました。

なつめ茶は韓国の伝統的なお茶として知られています。
また中国でも庭木としてポピュラーであり、普段から生の果実を食す文化があります。
日本では奈良時代の『万葉集』に登場するほか、平安時代の薬物書『本草和名』にも薬として記述が残されています。

アップルティーのような、まろやかな甘味が特徴。
少し小腹がすいたときや甘いものを欲したときのおやつがわりにも、健康的でいいですね!

《特徴的な成分と効能》
・カリウム:むくみ防止、筋肉の動きを正常に保つ
・鉄分、葉酸:健康的な赤血球を作り、貧血や鉄欠乏症の予防に。
・パントテン酸:副腎皮質ホルモンの働きを促し、ストレスへの抵抗力を高める。
・ポリフェノール:抗酸化作用により老化や生活習慣病などから体を守る。
・亜鉛:味覚や胃腸を守る。女性ホルモンの分泌を活性化する。
・ナイアシン:代謝を促す、身体を温める。二日酔いを防止する。

《なつめ茶のパワー》
・むくみ防止、こむら返り防止
・血流UP、貧血予防
・ストレス緩和、不眠解消
・アンチエイジング、美肌、美髪
・ホルモンバランス調整
・代謝促進、冷え性改善
・肝臓保護、二日酔い防止

 
 



 

 

 

■よもぎ茶:血流UP・冷え性改善・デトックスに

 

yomogi

道端でもよく見かけるよもぎは、春先に食べるお団子やお餅も美味しいですが、古くから医療用に用いられてきました。
モグサとして鍼治療のお灸に利用されたり、漢方では「艾葉(がいよう)」といって、止血薬として用いられます。
「和製のハーブ」「ハーブの女王」「草のダイヤモンド」とも呼ばれるほど、野草の中でも栄養素が豊富です。

薬草のようなイメージがありますが、お茶にすると少し苦味はあるものの、意外と飲みやすいのが特徴です。
独特の香りは食欲を抑制する働きもあるので、ダイエットやファスティング中の方にもおすすめです。

《特徴的な成分と効能》
・クロロフィル:血液を浄化する、血液循環を高める。コレステロール値を下げる。
・ビタミンK:血液をつくり、さらさらにする。貧血予防。
・カピリン:様々な菌に対して抗菌作用をもつ。
・食物繊維:不溶性を多く含み、腸内で不要物質を吸着し便を増やす。
・シオネール:精油成分であり嗅覚にはたらきかけ、鎮痛作用やリラックス効果が得られる。

《よもぎ茶のパワー》
・血行促進、血流UP、からだを温める
・浄血・造血作用
・整腸作用、利尿作用、デトックス効果
・抗菌作用、抗アレルギー作用
・リラックス効果、鎮痛作用

《注意》
よもぎはキク科の植物です。アレルギーをお持ちの方はご注意ください。

 
 



 

 

 

■たまねぎ茶:血流改善・抗炎症・疲労回復に

 

tamanegi

たまねぎはどんな料理にも使え、常備してある方も多いと思います。
捨ててしまいがちな皮にも実は栄養がたくさんつまっています。
他の野菜くずと一緒にとっておいてベジブロススープにしたりもいいですが、
しっかり洗ったものを煮出せば単品でお茶としても楽しめます。

コンソメスープのような香りが特徴です。ちょっぴり塩胡椒を加えてシンプルスープとしても楽しめます。
味わいもさっぱりとしています。そのまま飲んでもお料理のだしにしてもOKです。

《特徴的な成分と効能》
・ケルセチン:ポリフェノールの一種で抗炎症作用や抗アレルギー作用が高い。血液をさらさらにする。体脂肪を分解する。
・硫化アリル:玉ねぎの辛味成分。血液をさらさらにし、動脈硬化を予防する。疲労回復を助ける。
・食物繊維:整腸作用、便秘の予防。

《たまねぎ茶のパワー》
・血液さらさら、血流改善
・抗炎症、抗アレルギー
・生活習慣病予防、脂肪燃焼
・整腸作用、便秘予防、むくみ解消

 
 



 

こうして見ていくと、庭や道端でも出会えるような植物、料理で馴染みの高いものなど、
余すことなく使ってその自然の力を享受してきた、知恵と歴史を感じます。
植物が自分の身を守るためにつけたその力や栄養素、それを育む地球環境。
それらに感謝しながら、もったいない行動を少しずつ減らしていけるといいですよね。

お庭や散歩道など身近に採集できる環境があれば、自分で簡単に作ることもできるお茶ですが、
なかなかそんな時間もないわという方は、市販のもので試してみてはいかがでしょうか。
廃棄されるかもしれないものがこうして製品として生まれ変わる、そのサイクルを、
買い物という行動で助けることができると素敵ですよね!


他にも、柿の葉茶・黒豆茶・クコ茶・グアバ茶など、
日本で昔から親しまれているノンカフェインの健康茶は数え出したらキリがないほどたくさんあります。
ぜひ色々と楽しみながら味わって、ご自身の体質や目的、好みに合うものを見つけてくださいね!

 

 

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