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hathayoga

2018年3月14日

こころとからだのアトリエ和心

やさしいヨガ哲学『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』から学ぶ~ヤマ②~

 

今日、一般的におこなわれているハタ・ヨガは、それまでの古典的なヨガが心や精神に重点を置いていたのに対し、
心と精神に加え身体に重きを置くようになり、現在では多くの人達に、
健康促進や美容効果などの利点とともに受け入れられるようになりました。

ヨガのアーサナ(坐法)やプラーナヤーマ(調気法)などに加え、
ハタ・ヨガの教典『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』には
【補説】としてヤマ(禁戒)やニヤマ(勧戒)もあげられています。

前回はそのヤマ(禁戒・守るべきこと)の最初の4つをご紹介しました。
(前回の記事はこちらからどうぞ)

最初の4つは古典ヨガ、ラージャ・ヨガの教典『ヨーガ・スートラ』にもあげられていますが、
今回は残りの6つをご紹介します。

 

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・クシャマー【寛容】
許容、こころの広さを育むことです。
寛容さには様々な視点を持つ人達やありのままの自分を受け入れること、
誰かを責めたり自分を責めたりすることなく、すべてをギフトと捉え、
感謝を持って受け入れることで育まれるのではないでしょうか。

 
・ドゥリティ【堅固】
意志をかたく持ち、しっかりと積み重ねること、忍耐。
ヨガは継続が重要ですが、結果に執着することなく、ヨガを信頼し日々の練習を続けることです。

 
・ダヤー【同情】
親切であること、人の気持ちを思いやること。
自分のことだけでなく、全ての人達を敬い、親切であること、奉仕の精神、慈悲のこころを育むことです。
(慈悲のこころを育む瞑想についての記事はこちらからどうぞ)

 
・アールジャヴァ【慎ましさ】
本当に素晴らしい方々は謙虚であります。
ハタ・ヨガを続けていても、その練習の行い方や自身の在り方の選択によってはエゴが強くなることがあります。
常に謙虚に学び、全ての人達に対し敬意を払い接すること、
また練習や教典などの学びを通じての気づきを大切にし人生に活かすことが重要だと感じます。

 
・ミターハーラ【節食】
適度な食事を心がけることです。
心身を健やかに保つ上でも、食べ過ぎることは不調の原因となります。
同教典にあるヨガを妨げる障害のひとつにも『アティヤーハーラ(食べ過ぎ)』があげられています。
精神を明瞭に保つためにも、身体に毒素を溜めないためにも質や量において適切であることを大切にします。

 
・シャウチャ【清浄】
これは『ヨーガ・スートラ』のニヤマ(勧戒)にもあります。
これも【身口意】(身体・言葉・心)でおこなうことが大切です。
清潔さや整理整頓、話す言葉も思うことも清らかであるように心がけます。

 

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以上が前回の記事の【ヤマ①】と合わせ、10項目からなる『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』のヤマ(禁戒)です。

古典的なヨガが、心の姿勢・生き方であるヤマ(禁戒)やニヤマ(勧戒)を最初にあげたのに対し、
ハタ・ヨガはこれらは【補説】としてあげています。

アーサナ、プラーナヤーマなどの練習の積み重ねによって、ヤマ、ニヤマは育まれていくと捉えられます。

そして、同教典には『ニヤマーグラハ』、戒律に執着し過ぎないようにとも書かれています。

 

ハタ・ヨガの練習の積み重ねが私たちの心や日常の在り方に変化を与えてくれ、より良い人生になっていく…

そのためにも身体を動かすヨガプラクティスとともに、
こうした経典や聖典からの知識(アーガマ)を学び、人生に活かす大切さを感じます。

 

 

*参考文献:『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー前編』訳・解説 成瀬貴良より

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こころとからだのアトリエ和心
新体操でインターハイ、高校選抜個人総合優勝などの成績をおさめた後、プロダンサーとしてヨーロッパ公演などに出演。その後ハタヨガ、陰ヨガ、リストラティブヨガ、ヨガ哲学、瞑想、ハーバルセラピーなどのトレーニングを修了し、ヨガと並行しながら様々な瞑想のトレーニングを続け、瞑想マスターからイニシエーションを拝受し日々の瞑想を実践。 中医学・陰陽五行の視点を大切にし自然治癒力・回復力を養う陰ヨガやハタヨガ・リストラティブ、経絡にフォーカスした陰陽ヨガなどのクラスを都内・神奈川県内のヨガスタジオでおこなう傍ら、ヨガというライフスタイルが身近でないひとにもヨガをお届けしたいという想いで【こころとからだのアトリエ和心】を主宰しクラスを開催。またハーバルセラピストとしてオリジナルメディカルハーブティーの創作をおこない、ヨガ・瞑想・ハーバルセラピーを通じて、心身の調和と安らぎ、ご自身本来の自然体に戻るサポートとなるよう日々精進し活動しています。

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