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hathayoga

2018年2月5日

こころとからだのアトリエ和心

やさしいヨガ哲学『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』から学ぶ~ヤマ①~

ハタヨガの重要な教典である『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』は16世紀頃、
スヴァートマーラーマという人物によって書かれました。

それまでの古典ヨガであるラージャ・ヨーガでは重要視されていなかった身体を小宇宙、聖なるものとし、
多くの身体に関するテクニックが生まれ、現在の皆さんがおこなわれているヨガはこれにあたります。

 

そこで、そのハタヨガの重要な教典から、
アーサナ(坐法)やプラーナヤーマ(調気法)などの浄化の【補説】として、
今回はヤマ(禁戒)をご紹介します。

 

ヤマ(禁戒)

ヤマ(禁戒)は【身口意】全てで守ることが大切です。

ハタ・ヨーガ・プラディーピカーでは10のヤマがあります。

 
・アヒンサー【非暴力】
身(行為)、口(話す言葉)、意(こころのなか)でも非暴力を実践します。
暴力行為はもちろん、話す言葉にもひとを傷つけるような言葉は慎むこと。
こころのなかでも暴力的なものや憎しみなどを持たないように、自分自身の在り方を整えます。
それは他人へ敬意を持ち、ひとを傷つけないこととともに、自分自身を傷つけないことでもあります。

 
・サティヤ【誠実】
真理を生きること、真実を語ることです。
不誠実に生きることは、ひとを傷つけ、また自分自身にも本当の安らぎはありません。
また、真実を受け入れることは時に勇気が必要なこともあります。
『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』のヨガにおける成功の条件のひとつには
【勇気(ダイリャ)】がありますが、流されずに真実を生きることには勇気が必要です。

また、ヨガの練習のなかでは自分自身の骨格の個性や体質、体調などによって、
できないアーサナが出てくる場合があります。
誰かと比べたり、理想に自分自身を当てはめず、
ありのままの自分を受け入れることが大切ですね。

 
・アステーヤ【不盗】
他人のものを盗まないということ。
それには盗む気持ちを掻き立てる、ひとを羨む気持ち、嫉妬の念を抱かないようにします。

ヨガの練習の上でもひとと出来不出来を比べたりしないこと、
また時間に遅れ他人の時間を奪ったり、他人の平和を乱すような行為も慎みます。

 
・ブラフマチャリヤ【禁欲】
禁欲、そして厳格なヨガ修業者には独身生活も含みますが、現在では様々な欲望に振り回されることなく、
本当に必要なものとそうでないものを見極める力を養うことや感覚統制を含むと考えられます。

 

 

以上はラージャ・ヨーガの根本教典『ヨーガ・スートラ』にあるヤマにもあげられています。
『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』にはあと6つの禁戒があります。

次回は残りの禁戒をご紹介します。

 

*参考文献:『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 前編』訳・解説 成瀬貴良

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こころとからだのアトリエ和心
新体操でインターハイ、高校選抜個人総合優勝などの成績をおさめた後、プロダンサーとしてヨーロッパ公演などに出演。ハタヨガ、陰ヨガや瞑想、ハーバルセラピーなどを学び、ヨガインストラクター養成カレッジにて瞑想・ヨガ哲学指導担当後、現在は複数のハタ・陰ヨガクラスの他、自ら主宰する【こころとからだのアトリエ和心】にてプライベートレッスンやオーダーメイドハーブティーを創作。瞑想マスターからイニシエーションを拝受し日々の瞑想を実践。

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