2016年10月27日
伊藤香奈
日本シリーズで、盛り上がっている今日この頃。
特に広島ファン、日ハムファンにとっては、地元愛と、出身地プライドを改めて感じたのではないでしょうか。
オリンピックにしても、野球にしても、サッカーにしても、何かに夢中になり、応援することで自分もパワーがもらえるというのが、スポーツの素晴らしさですね。
さて、今日はそのプロ野球と、成功率を考えてみたいと思います。
学生時代にやっていた、あなたの好きなスポーツはどうですか?
また、これを仕事に置き換えてみたら?
恋愛の成功率に置き換えてみたら?
どうでしょうか?
そんなことを考えながら読んで頂きたい、ちょっとした息抜きコラムです。
☆☆☆
どんなスポーツでも、1つ1つのプレーに対し、だいたいの成功率があります。
例えば野球で言えば、
守備は、エラーはほとんどなく、100%の成功率。
エラーは”E”というカウントが、電光掲示板に出てしまい、試合中ずっとお披露目され続けるという、恥ずかしい数字として扱われます。
そして、中学生、高校生はエラーも多いですが、プロになるほどエラーは起こらなくなります。
さすが、プロ選手です。
それに対し、同じ競技でありながら、まったく違う成功率を見せるのは打つ方(打撃)。
打つ方は、イチローでさえ3割~4割に届かないくらい。
7割~8割失敗するのが、当たり前です。
それは、プロ野球選手でも同じ。
おもしろいことに、草野球のレベルでも、同じなんですよね。
有名な強打者は、よく「毎日素振りをしていた」、「バット代わりに竹を振っていた」等々、数々の努力の伝説を持っていますが、それでも打率というのは、3割程度なんですよね。
どんなに頑張っても、7割失敗するんです。
そして、7割失敗することに対し、悔しがり、涙し、そしてまた努力する。毎日練習しています。
もしこれが仕事で、クライアントとのアポ取りの成功率だったら、どうでしょうか?
商談で、契約を取れる確率だったら、どうでしょうか?
上司は、「非効率な方法は辞めろ」とか、「方法を工夫しろよ」とか、色々とつっこまれそうですよね(笑)
あなたの持っている仕事の成功率は、恋愛の成功率は、宝くじに当たる確率は、etc…いかがでしょうか?
☆☆☆
どれだけ努力しても、3割くらいしか成功しないことはあります。
それ以上もあり得るし、それ以下もあり得ます。
それに対して、「無駄に」悔しがったりストレスをためたりしていることはないでしょうか?
確かに、3割打つのに、それだけの努力が必要で、それがなければ2割、1割、、となってしまうことは明らかですが、打てなかった1回について、悔しがる、という感情を持つより、次の打席でどうするか考える事、どうしたら次はうまくいくかを考えることに時間を使った方が有効ではないでしょうか、ということです。
それでなければ、7割の失敗について、時間の7割も後悔やネガティブな感情で埋まってしまうからです。
彼がメールに返事をくれる確率は、実は数えてみたら50%くらいなのに、毎日一喜一憂しているとか。
上司が褒めてくれる確率は10回に1回くらいなのに「ちょっとはほめてくれてもいいじゃん!」とイライラしているとか。
小さな子供が、自分のいう事をなんでも聞いて、完璧にいい子にしてくれていることなんて、0%に等しいほどないのに、小さなことで子供を叱ってしまうとか。
そこは、すっぱり、あきらめませんか?
だって、成功率がそもそも低いものですから。
これが、ヨガで言えば、「手放す」になるかもしれません。
そして、そんな気づきが日常の中でできてきたら、少し気持ちが楽になったり、生きやすくなったりするかもしれません。
日常の中の成功率、ぜひ探してみてください♪