悩んだり、心配なことがあったり、考え事をしているとなかなか寝付けない夜があります。
早く眠らないとと思えば思うほど頭が冴えてしまって、意識があちこち飛んで行ってしまいます。
そんな時、あなたはどうしますか?
ハーブティを淹れて、香りに癒されリラックスしますか?
お風呂にゆっくり浸かって身体を芯から温めますか?
私のオススメは、片鼻呼吸です。
片鼻呼吸とは
片鼻呼吸は、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを整える効果があるといわれています。
「ナーディショーダナ」や「アヌローマ・ヴィローマ」として教わった方も多いと思います。
一般的に、
右鼻で呼吸すると左脳(交感神経)、
左鼻で呼吸すると右脳(副交感神経)が活性化されるようです。
というわけで、片鼻呼吸法で右脳を意識的に刺激してあげることで、
副交感神経が優位になり、リラックス状態を得られるのです。
片鼻呼吸の方法
①楽なあぐらの姿勢で座ります
②目を閉じて両鼻から息を深く吸い、深く吐く(数回繰り返す)
③右手親指で右鼻を押さえて左鼻から息を吸う
④右手親指で右鼻を押さえたまま、右手薬指で左鼻を押さえて息を止める
⑤右手親指を開放して、右鼻から息を吐く
⑥吐ききったら、右鼻から息を吸う
⑦右手親指で右鼻を押さえて息を止める
⑧右手薬指を解放して、左鼻から息を吐く
⑨吐ききったら、左鼻から息を吸う
⑩③~⑨を何度か繰り返す
⑪両鼻から息を深く吸い、深く吐く(数回繰り返す)
ここに書いたのは右鼻と左鼻を行ったり来たりする方法ですが、他にも、
「左から吸って右から吐く」または「右から吸って左から吐く」を繰り返す方法や、
片方の鼻だけで呼吸を繰り返す方法もあります。
眠れぬ夜に
眠れない夜、布団の中で右側を下にして横になり、
右手で右の鼻を押さえ、左の鼻だけで呼吸を続けることで、
副交感神経が優位になり、すーっと寝付けるかもしれません。
私は、出産した日の夜、この片鼻呼吸をベッドの中でひっそりと行っていました。
アドレナリンが出て頭も目もギラギラと冴えてしまって、
寝不足と疲労とで身体はぐったりしているのに眠れない状態が辛かったのですが、
片鼻呼吸のおかげで随分リラックスすることが出来たように感じました。
温かいお風呂に浸かり、美味しいハーブティでリラックスして、
片鼻呼吸で副交感神経を優位にすれば、
睡眠の質があがり、きっとスッキリとした明日を迎えることができるはずです。
是非、日常に取り入れてみてくださいね!
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出産後、育児の気分転換を図るためにヨガを再開、これまでにない解放感と清々しさを覚えヨガを学ぶ決意をする。
家事や育児、仕事や趣味の中にあるヨガの種をみつけ、日々の生活の中でヨガを実践しています。