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meisou

2015年12月25日

ミユキ

慈悲の瞑想【ちょこっと瞑想⑤】

一年の終わりのとき、せわしない日々をお過ごしの方も多いかと思います。

日常に少しでもこころ安らぐお時間がありますように…そんな想いを込めて、
今回は一日の始まりや終わりのときにおすすめしたい、慈しみのこころを育む【慈悲の瞑想】です。

(前回のコラム【瞑想を習慣化するには?】はこちら➡http://yogakko.com/library/habit/

 
私たちの思考はもともと動き回るもの。
「モンキーマインド」と言われるくらい、あっちこっち(過去や未来)に飛び回っています。
特に夜眠る前は、一日中忙しく動き回っている頭を休ませてあげる必要があります。

また朝、一日が始まるときには、まず先を急がず「今、ここ」に意識を向けることで、与えられた一日に対して感謝の気持ちをもたらしてくれます。
もちろん、ご自分のやりやすい時間に、また通常の瞑想の最後に行っていただいても構いません。

 

ほんの少しのお時間に、ご自身の内側に意識を向ける時間は、きっと穏やかさを培ってくれることと思います。

 

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①静かな場所を選び、左右の座骨に均等に体重をかけ、心地よく背筋を伸ばして座ります。(椅子でももちろん、立っていても大丈夫です。立っておこなう場合は足を腰幅程度に開きます。)

 

②目を瞑り、数回深呼吸を行います。

 

③自然呼吸に戻し、呼吸に意識を向けます。
呼吸から意識が離れ、考えごとが浮かんでいることに気づいたら、また呼吸に意識を戻します。
考えごとに溺れずに、一瞬一瞬の繰り返される尊い「今の呼吸」に意識を向けます。

 

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④意識が内側に向きやすくなってきたら、胸の前でそっと手を合わせます。
触れ合う手の温かさや冷たさ、感覚に意識を向け、

まずご自分に対して感謝と敬意のこころを持ち、こころのなかで

 
わたしの苦しみ、悲しみがなくなりますように…
わたしが喜びに満たされますように…
わたしがしあわせでありますように…
と、唱えます。
次に、あなたの大切な人たちに対しての感謝と敬意のこころで手を合わせ、
こころのなかで

 
わたしの大切なひとたちの苦しみ、悲しみがなくなりますように…
わたしの大切なひとたちが喜びに満たされますように…
わたしの大切なひとたちがしあわせでありますように…
と、唱えます。
さらに、あなたの身近な人たちに対しての感謝と敬意のこころで手を合わせ、
こころのなかで

 
わたしの身近なひとたちの苦しみ、悲しみがなくなりますように…
わたしの身近なひとたちが喜びに満たされますように…
わたしの身近なひとたちがしあわせでありますように…
と、唱えます。
最後に、あなたの大切なひとたちにとっての大切なひとたち、
身近なひとたちにとっての大切なひとたち、
さらにそのひとたちにとって大切なひとたち…
そんなふうに意識を広げ、生きとし生けるものに対して、感謝と敬意のこころで手を合わせ、こころのなかで

 
生きとし生けるものの苦しみ、悲しみがなくなりますように…
生きとし生けるものが喜びに満たされますように…
生きとし生けるものがしあわせでありますように…
と、唱えます。

 

 

こころやからだのなかで感じるフィーリングに注意を向け、そこで生まれた感覚を味わい、日常に戻ります。

 

 

 

 

最初はこの瞑想に違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
マインドフルネスストレス低減法のプログラム開発者であるジョン・カバットジン博士はその著書のなかで紹介している「愛と慈しみの瞑想」に対して、

 

この力に気がつくまで私は、この瞑想にはすこし変わったところがあり、わざとらしいと思っていました。

しかし、この瞑想を規則正しく行っていると、心をやわらげる効果があることがわかってきたのです。

そして、自分自身に対しても人に対しても、暖かい気持ちをいだくことができるようになり、すべての人を慈しみと同情を受けるにふさわしい人間だと思えるようになりました。

と書いています。
年末年始は大切なひとたちと過ごす機会も多く、普段よりこの瞑想が取り入れやすいかもしれません。

 

 

直接そのあたたかい気持ちを伝えることができないひとたちにも、
日々がんばっていらっしゃるご自身にも、
感謝と敬意、慈しみのこころを向けるちょこっと瞑想をぜひお試しください。
あなたの苦しみ、悲しみがなくなりますように…
あなたが喜びに満たされますように…
あなたがしあわせでありますように…

 

新しい年が平安でありますように…

 

 

Om shanti shanti shanti…

 

 

 

 

引用・参考文献:「マインドフルネスストレス低減法」J・カバットジン著 春木 豊訳 北大路書房

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ミユキ
新体操でインターハイ、高校選抜個人総合優勝などの成績をおさめた後、プロダンサーとしてヨーロッパ公演などに出演。ハタヨガ、陰ヨガや瞑想、ハーバルセラピーなどを学び、ヨガインストラクター養成カレッジにて瞑想・ヨガ哲学指導担当後、現在は複数のクラスの他、自ら主宰する【こころとからだのアトリエ和心】にてプライベートレッスンやオーダーメイドハーブティーを創作。瞑想マスターからイニシエーションを拝受し日々の瞑想を実践。

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