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haruyasai

2018年3月1日

miyuki

春の苦みを頂こう!春野菜のお話

 

昔から伝わる「春は苦みを盛れ」と言う言葉をご存じですか?
私は苦みのあるものを春は食べると言うことはなんとなく知っていましたが、

「春は苦みを盛れ」
この言葉に関しては今回初めて知りました。

苦み成分が、冬の間に体にため込んだ老廃物を出す働きがあるといいます。

冬の間じっとエネルギーを重鎮した生命力あふれる春野菜には、さまざまなパワーが溢れています。

寒い雪の中からひょこっと芽を出す山菜やお野菜たち。
そんな姿を見ると「ああ春なんだなぁ」と感じます。

 

●春に向けて

新芽などやわらかい部分を食べるものが多い春野菜は、
成長のための栄養が凝縮されているため、栄養価が高く、低カロリーです。
ホルモンバランスが変化する春には、
身体が<タンパク質やミネラル、ビタミン>を求めるといわれているそうです。
では春の野菜はなにが浮かぶでしょうか。

 

●身体がよろこぶ春の食材


■菜の花
カロチン、ビタミンB1、B2、鉄、カルシウムなどが含まれ、
免疫力を高めて季節の変わり目に引きがちな風邪を予防する効果が期待できる。
■ふきのとう
フキノール酸が含まれ、花粉症予防につながるといわれています。
また、ふきのとうが成長した「ふき」は低カロリーで食物繊維も豊富です。
■竹の子
便秘解消を促し、コレステロールの吸収を妨ぐといわれる食物繊維、
生活習慣病予防が期待できるカリウムが豊富な春の食材。
■アスパラガス
カロチン、カリウムが豊富。
疲れやすい、けだるいといった春の症状を改善する効果が期待できるアミノ酸「アスパラギン酸」も含まれています。
主に穂先に含まれるルチンは動脈硬化予防にも効果的といわれています。
■えんどう豆
ビタミンCやビタミンB1、B2、カロチンが豊富。
免疫力を高めて風邪予防に繋がります。
■芹(せり)
身体を温め、高血圧や動脈硬化予防に。
油で炒めるとカロチンの吸収率がアップする。
■春キャベツ
芯の部分にビタミンCがたっぷり。
メラニンの生成を抑えシミ、ソバカスを防ぐといわれています。
その他、カリウム、カルシウム、食物繊維もバランスよく含まれています。

 

●アクは丁寧に

上でお話したように春のお野菜、特に山菜は苦味やえぐ味などを持っています。
味覚を刺激して唾液、胃液、膵液の分泌を高め、また胃の運動を亢進させる働きがあります。

ですが、山菜を食べるには適度なアク抜きが必要です。

竹の子を例にあげますが、えぐみの正体はホモゲンチジン酸やシュウ酸。
しっかり灰汁を抜いてから調理するのがベスト。
食べ過ぎると、にきびなどの吹き出物が生じやすくなるので気をつけたほうが良さそうです。
そして丁寧にアクをとることによって、その山菜の素材の良さがひき立ちますよね。

私個人的には山菜は、炊き込みご飯、天ぷらのイメージです。
特に天ぷらですと苦みが苦手な方でも美味しくいただけます。

 

春に芽吹く山菜、お野菜を取り入れて老廃物を排出し、
カラダの内側から暖かい時期を迎えていきましょう。

 

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miyuki

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アパレル勤務の時、心と体のバランスがとれなくなり、右耳が突発性難聴に。その時にこころとからだの繋がりの大切さを知る。 からだは無理していないか。 こころは追いついていっているか。 マットの上で起こる出来事は日常生活にも繋がっている。 色々な流派をうけ、クリパルヨガに出会い惹きこまれていく。 「今の自分自身」を尊重し、かたちにとらわれすぎない、自分を知っていくヨガを伝えていけるように日々勉強中。
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