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2017年8月3日

TAKA

幸福度

「幸福度」という言葉を聞いたことはありますか?

 

世界幸福度指数

健康・富・教育から独自に算出されているという世界幸福度指数。
宗教や文化、歴史の違う世界中の人々の主観的な幸福度を比較すること自体が難しいとは思うのですが、
なかなか興味深いデータとなっています。

G7(先進国首脳会議)のメンバーである7か国のうちで、
幸福度ランキングの上位15位以内に入っているのは、カナダの10位のみ。

アメリカ、イギリス、イタリア、フランスのいずれも20位以下となり、
日本においてはG7の中で最下位の90位とのこと。

一方、「幸せの国」として有名になったブータンは8位にランクイン。
経済的な成長よりも、国民の幸せ度を上げることを重視しているというブータン。
2005年の国勢調査では、国民の97%が「私は幸せである」と答えているそうです。

 

 

心理学においての幸福度

カリフォルニア大学の心理学教授・リュボミアスキー博士によると、
人間の幸福度を決める約50%は遺伝である。
財産や社会的地位を含めた生活環境は10%程度。
そして残りの40%は心の在り方にあるという。
これは自分次第で幸福度を高める余地があるということ。
「遺伝で50%も決まってしまっているのか・・・」と思うのか、
「40%も可能性がある!」と思うのか。・・・。
あ、もうこの時点で”心の在り方”による差が出ていますね(笑)。

 

 

幸福度を高める?!

さて、心理カウンセリングの現場で使われる手法に、
「スケーリングクエスチョン」というものがあります。

一通り悩みを聞いた後に、
「一番良い時を10点、最悪の時を1点としたら、今は何点ですか?」
という質問をしてみるのです。

私もグループで体験してみたのですが、自己採点に厳しい方が多く、
2点・3点と言う方が多かった気がします。

この後、さらなるスケーリングクエスチョンを。
「その点数の理由について教えてください。
これができているから、こんな良いことがあるから3点、というような感じで・・・」

3点の理由を探っていくと、
持っている3点の中身はすでにできていることや自分の得意なことであるはずです。

本人のリソース(使える力や資源)である3点を大切にし、
客観的な分析から自分の持っている能力に気づくことで、
採点した本人が「3点取れている自分」に対して満足感が高まっていく様子が印象的でした。

 

スケーリングクエスチョンは、現状を具体化することで、
未来の目標達成までの行動を見つけるために用いられるものですが、
このワークを通して、足りない7点を悲観する人、持っている3点に自信を見つける人・・・、
「心の在り方で幸福度は高められる」
というのを体感した気がします。

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TAKA
末っ子出産後にヨガと出会い、インストラクターに。 3度の妊娠・出産・育児の経験から、女性の一生に寄り添うヨガを提供したいと思い学びに歩くように。 マタニティヨガ・産後ヨガ・キッズヨガ指導者養成講座修了 全米ヨガアライアンスRYT200取得 アロマコーディネーターとしての知識を活かしたリラックスヨガや、体幹トレーニング系のヨガなど、様々な強度のクラスを展開中。
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