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gargle

2018年9月3日

築舘 貴子

オイルうがいをしてみよう

9月に入り少し涼しくなってきましたね。季節の変わり目は、体調管理に気を付けたい時期でもあります。

毎日のお口のケアで風邪の予防と口内トラブルの減少に効果がある「オイルうがい」をご紹介します。

口内を清潔に保つことと生活習慣病の予防には、つながりがあると言われています。お口のトラブルは、40代~60代ごろに感じ始める方が多いそうです。お口の中を清潔に保ち、ご自分の歯で美味しいものを美味しく感じられるように食べたいですよね。また、オイルうがいを取り入れることで、喉がうるおい、風邪の予防にもなると言われています。

「オイルうがい」は、インド・スリランカ発祥のアーユルヴェーダの数多くある知恵の一つです。オイルは、白ごま油のことです。中華料理で使われる焙煎された茶色のごま油ではなく、透明に近い色合いです。お料理・お菓子作りに使われ、スーパーなどで購入できます。白ごま油は、ごまを煎らずに生のまま搾っているため、ごま油特有の色と香りはありません。この白ごま油を加熱処理して使用すると、体内へ浸透しやすくなります。

(*アレルギーのある方は、白ごま油の摂取は絶対に避けてください。効果には、個人差があります。風邪や口内の炎症など問題がある場合には、医師に相談してください。)

 

1、白ごま油の加熱処理の仕方

【準備する物】・白ごま油・小さめの片手鍋・料理用温度計・布きん・じょうご・保存容器

①片手鍋に白ごま油を入れて弱火にかける。ふたはしない。

*注意:火の取り扱いには十分に注意する!!

火の元から離れずに見ていている!!

②料理用温度計で測りながら90℃になったら火を止める。110℃以上にならないように注意する。

③濡れた布きんの上に鍋を置き、冷ます。この時、鍋に蓋はしない。

④常温まで冷めたら、じょうごを使って保存容器に移す。冷暗所に保管する。冷暗所で約2か月間保存可能。

*注意:白ごま油が、常温まで冷めてから行う。

白ごま油の取り扱いに注意する。

 

2、オイルうがいの仕方

加熱処理をした白ごま油を使ってオイルうがいをしてみましょう。

【準備する物】・加熱処理した白ごま油・カレー用の大き目のスプーン1つ・ティッシュペーパー(2~3枚)

①加熱処理した白ごま油を、カレー用の大き目スプーン1杯分注ぎ、口に含む。

②上を向いてガラガラうがいを30秒行う。喉までオイルがいきわたるように。口の中でくちゅくちゅうがいを30秒する。

*注意:口から突然吐き出さないよう口に含む。

③オイルが軽く感じてきたら、ティッシュペーパー(2~3枚)に吐き出す。お水でうがいをしてもよいが、そのままのほうが望ましい。

*注意:排水溝には吐き出さない。

1日1回朝がおすすめです!!(朝できない時は、14時~18時の時間帯に行う。)

白ごま油でうがいをすると、白ごま油が体内のいらないもの取り除く働きがあるため、「口内トラブルの予防・風邪の予防・味覚が敏感になる・唾液が出やすくなる・歯や歯茎を丈夫にする等」の効果があると言われています。また、ごまの成分である「セサミン」には抗酸化作用があります。白ごま油の成分が、口の粘膜から体内へ取り込まれていきます。

9月は暑い夏が終わり体力も下がっている時期で、秋が近づくとともに、乾燥も感じるようになってきます。白ごま油の「オイルうがい」を取り入れて、うるおいのある日々を過ごしていきましょう。

 

 

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築舘 貴子

築舘 貴子

ヨガを始めたきっかけは、通勤中に駅のホームで怪我をした事があり、足腰を安定させたいと思い、通い始めました。それ以来、学びたい事・共感できる事が多く、日常にヨガを取り入れていく心地良さを感じています。 ヨガを通して、「ご自分のお身体に優しく、大切にする事」をたくさんの方と共有していきたいです。 ・全米ヨガアライアンス200時間(RYT200)修了 ・アロマテラピー検定1級 ・骨ナビ指導者養成コース ベーシック1・2 修了 ・日本アーユルヴェーダ普及協会(JAPA)認定アーユルヴェーダアドバイザー ・趣味:ヨガ・フラダンス

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